②「一生懸命に勉強していれば、必ず報われる」は本当か?

何のための受験勉強なのか?

 スマートフォンやパソコンでのインターネットを通じて、今は、検索をすれば、あらゆる情報を瞬時に引き出すことができる世の中です。そんな時代に、歴史の年号を丸暗記していくとか、そういったことをひたすら繰り返して、何の意味があるのか?と疑問に思うのも自然なことでしょう。

 もっと、やるべきことがあるのではないか?

 米デューク大のキャシー・デイビッドソン教授は、次のように言っています。

「2011年秋に小学校に入学した子供が社会人となるとき、その65%が今は存在しない仕事に就く」。(ニューヨーク・タイムズ紙でのインタビュー掲載記事より)

 今後二十年間で、職業はそれほど変化するのです。

 ということは、現在の学校教育や、受験システムも現状のままでは、ほとんど役に立たなくなる可能性も否定できません。

 とはいえ、目の前の「成績」もなんとかしなければならない現実があります。

 「テストで点を取ること」が将来役に立つとか、役に立たないとか、本当は、語りたい気持ちがあるのですが、ここでのテーマは、「成績を上げる」ことですので、ここでは、あえてその考えには触れません。

 「先生、こんなことを繰り返しやって、丸暗記してテストして、将来、何の役に立つのですか?」

 こういった生徒には、私はこう答えます。

 「そのとおり。今勉強している各教科の学習内容そのものは、将来、何の役にも立たないことのほうが多いでしょう。でも、行きたい高校や、大学があって、そこに『入学試験』がある限り、合格点を取れなければ入学できないのです。自分がその高校や大学に行きたいのならば、それに従うしかないでしょう。得点できるようになるしかないのです」

 なんと冷たい回答と思われることでしょう。

 でも、学習塾や予備校に行ったり、家庭教師をつけたりする目的は、「得点できるようになるため」ですから、本音をストレートに伝えなければならないのです。

 「得点力を身につけたい」「成績を上げたい」という明確な目的をもって学習塾に通う生徒に対しては、学習塾側もその目的を達成するために、明確な指針を示さなければなりません。

 ここでは、あくまでも予備校講師の立場から、難関大学を目指すためには、どういった方法で高校生のときに勉強すべきか。また、高校生の時に、受験勉強をスムーズに進めるために、中学時代にどんな風に勉強していけばいいのか。さらに、中学のときに行なわれる定期テストで高得点を取ったり、高校受験で第一志望高校に行くための勉強を難なくこなしたりするために、小学生の時にどういった勉強が必要で、どういった勉強を避けたほうがいいのかをお伝えしていきます。

 

「一生懸命に勉強していれば、必ず報われる」は本当か?

 成績を上げたいがために、ただがむしゃらに勉強している人がたくさんいます。

 でも、科目数があまりにも多くて、勉強しても、勉強しても成績が上がらない場合が多いのは、なぜでしょうか?

 さらに、各予備校からの勧誘、広告、学校の先生や、友人たち、先輩からいろいろな話が耳に入る。情報が多すぎて頭の中が混乱状態。

 あなたが、やる気はあっても、何をどうやればいいのかわからない。

 ただがむしゃらに、まじめに勉強すれば難関大学に受かるという時代は終わっているのです。

 勉強をすればするだけ比例して成績が上がっていくのであれば、問題ありません。

 しかし、今のままでは、受験まで間に合わないのではないか。何か新しい方法を取り入れないと先はない、と感じているとすれば・・・・・・。

 そんなふうに考えている人にとって、これから私がお話する知識は、きっと役に立つはずです。

 この情報氾濫の時代は、正直に勉強している人や、頑張って勉強している人ほど、成績が上がらなくて困っています。

 「一生懸命に勉強していれば、必ず報われる」こういった考えは、すでに過去のものとなっているからです。

 一方、いやというほど模擬試験の成績を上げている人がいます。

 大学入試センター試験の模試で、200点満点中、1か月前は82点だったのが、今回は181点になった(県立F高校Sくん)とか、「センター試験難しかった・・・・・・」と嘆いている人が多い中、ニヤリとして、志望校をワンランク上げて出願している人もいます。

 そうした生徒には、ある共通した特徴があるのです。

 その特徴とは、受験勉強のための、効率の良い勉強の方法を知っていて、それを実行しているということです。

 その方法とは、決して、難しいことではありません。

 やる気になれば誰にでもできる方法です。

 私の伝える受験勉強方法は、いったん聞いてしまえば、驚くほど簡潔な方法です。

 現実的で、それ自体を実行することは、難しいことではありません。

「この参考書もやりなさい」

「予習してきなさい」

という、よくある類のものではありません。

むしろ、

「予習なんてやっても無駄。それよりも、復習を」

「あれこれ、多くの参考書に手を出すべきではない」

という方に近いといえるでしょう。

 この方法を知るだけでも、あなたの受験勉強に関する考え方が大きく変わるでしょう。

 私は、この方法を実行してきた多くの人が、成績を大幅に上げる状況を目の前で見てきました。

 しかし、この「成績を大幅に上げる方法」が「驚くほどシンプルな方法」であるのにもかかわらず、それを実行していない人のほうが多いのは、なぜでしょうか。

 それは、受験に関する情報があふれ、本当に必要なことが分からなくなっているということです。

「難問ばかりやらなければ、難関国公立大学には、受からないのではないか」

「東大に受かる人は天才ではないのか」

「自分の持っている参考書の数倍の量の問題数をこなさなければ、合格点が取れないのではないか?」

 しかし、これらは、幻想なのです。

 確かに、この環境の中で、地方の高校から、予備校にも通わず、東大や京大といった難関大学に現役で合格する極めてわずかな人は、天才なのかもしれません。

 しかし、小さなときから塾に通い、無駄を一切省き、効率的に勉強できる環境で育った人は、どうでしょうか。

 東大に毎年、100名以上も合格者を輩出するような首都圏の中高一貫高校に通って、無駄を一切省いて、的確な受験勉強をする環境にある人は、そこまで天才ではなくても合格しているわけです。

 あなたは、どちらの勉強方法を真似ますか?

A

分かりづらい参考書、解説のほとんどない問題集、分かりづらい授業でも、東大に合格してしまうような天才(地方の進学校でも、一学年に、毎年一人いるかいないかでしょう)がやっている勉強方法。

B

的確、効率的な勉強方法、授業システムで、受験指導のプロに、コーチしてもらいながら、受験技術を学んでいく。成績を上げることに集中する。

いうまでもなく、多く人は、Bですよね。もちろん、私も、受験生なら迷わずBです。

 実は、東京大学や国公立大学医学部に合格している人も含め、難関大学に合格している人の多くの勉強方法は、驚くほど一致しています。

 「その勉強方法」を知ったとしても、あまりにシンプルであるために、実行するまでに、逆に時間がかかってしまう人も多い。

 私は、受験生時代、難問が多く掲載されている月刊誌や難問を含む大手通信添削、そして、予備校の講座といえば「超難関大向けハイレベル講座」を積極的に選択していました。

 その一方、私の友人は、難しい問題には手を出さずに、薄い標準レベルの問題が掲載された無名の問題集を何度も何度もやっていました。

「理系のくせに、こんな問題集で大丈夫?」

と思っていたのですが、彼は、東京大学に合格しました。

 今は、大学教授になっています。

 一方、別の友人は、大学入試本番の直前にもかかわらず、「俺、古文の基礎がよくわかっていないんだよね」といって、レベルの低い「基礎古文」という講座を受講していました。

 3か月後、彼は、京都大学経済学部に合格しました。

 


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