④劣等感が「効果的な勉強方法」の邪魔をする!

劣等感が「効果的な勉強方法」の邪魔をする!

 東大出身者と、そうではない大学出身者の大きな違いは何でしょうか?

 それは「劣等感」なのです。

 たとえば、ある会社に就職したとしましょう。

 同じく入社したA君は、東京大学出身、B君は、無名大学出身。失礼ながら、あなたがB君だとしましょう。

 仕事振りを一度も見ていないのに、B君は、A君を勝手に「スゴイ」と思うのです。

 つねに、A君を意識して、仕事をするようになります。

 ちょっと分からないことがあっても、「分からない」となかなか認めることはしません。

 一方、A君には、少なくとも「劣等感」はありません。

 分からないことは、「分からない」と言う余裕があるので、きわめて素直な傾向があります。素直に聞けば、周囲の人は好意的に教えてくれる。結果、どんどん新しい仕事も覚えていくのです。

 だから、仕事が出来る、と思われることが多いのです。

 大学に行かなくたって、劣等感を持たないで、バリバリ仕事をしている人もいて、そういう人にとっては、学歴なんて関係ないでしょう。

 でも、多くの人は、そこまでタフでありません。

 これを、大学受験で当てはめるとどうなるでしょうか。

 東大を毎年、百人以上輩出しているトップクラスの高校は、少なくとも、周囲に劣等感は持っていません。先生も生徒も。(本当の意味で、トップ周辺は、優越感も持っていないことのほうが多いのです)

 だから、「平気で」易しい問題集をやり、基本的なことも「わからない」と平気で生徒も言うし、先生も、わかりやすく、出来るだけ基本的なことにしぼって授業を行います。

 「『基礎』をしっかりと深く理解できていれば、応用問題は、自分でできるよね」とトップ進学校の先生は考えている場合が多いのです。

 一方、それなりの進学高校は、その逆なわけです。

 「自分の高校よりも上位の進学高校」よりも難しい問題集をたくさんやらなければ・・・・・・・と過剰に意識してしまっている場合も多いのです。

 だから、難しい問題集を何冊も購入することをすすめたり、たくさんの問題集や参考書を、期限を決めてどんどん先に進ませようとしたりするのです。

 先生も、生徒も、一部の予備校も。

 これでは、悪循環に陥ってしまう。

 地方の進学校の熱心な先生ほどこのワナに陥りやすい。

 「今年、あれだけ問題集を与えて、たくさんやらせたのに、これだけしか大学に合格していない。来年は、もっと多く問題をやらねば・・・・・・・」

 先生も、生徒も、良質な問題をじっくりと丁寧に解いていくよりも、たくさんの教材に囲まれているほうが、安心するのでしょう。

 毎年、予備校の教室で、生徒と接していると、そのことを手にとるように感じます。

 というのも、この私が、北海道の花畑牧場からさらに奥に入った田舎から、予備校に通うために、東京に行った際、カルチャーショックを受けたのです。

 私が紛れ込んだ、某予備校の「東大クラス1組」は、十クラス以上ある中のトップのクラスで、そのなかには、開成高校を始めとする私立難関中高一貫高校の人がほとんどでした。

 「えっ、こんなに、基本的なことをやっているの?」

とその予備校の授業を受けて、当初は驚いたものです。

 その頃の私は、難問がたくさん入っている月刊誌や、一番難しいとされている某通信添削など、難しい問題ばかりやっていました。

 それに比べて、彼らは、基本的なことや、基本的な問題集(しかも薄い)ばかりやっていました。難しい問題は私のほうが出来たのかもしれません。

 しかし、模擬試験では、彼らのほうか、確実に偏差値が高い。

 一方、私は、難しい問題が出来ても、標準的な問題の解答の書き方が不十分であったり、基本的な問題でケアレスミスをしたりで、彼らの偏差値には及びませんでした。

 彼らに共通していることは、変なプライドがまったくないということです。

 別に、優越感も持っているわけではありません。

 だから、分からないことは分からない。

 難しいものには、手を出さない。

 基本が大切。

 基本を完璧にするまで、応用問題には手をつけない。

 予備校で言われたことを素直に実行していき、それを復習することに集中して、ほかのことは出来るだけやらない。

 東大を受験しようと、医学部を受験しようと、同じなのです。

 想像してみて下さい。

 入学の時から、教科書以外の参考書、問題集がありますね。

 自分で購入したもの、学校で共同購入したもの。

 自信を持って、「この問題集の問題なら、どの問題もほぼ完璧に解ける」「この単語集の単語や例文の英文は、ほぼ完璧に理解している」といえるものが何冊あるでしょうか。

 場合によっては、半分くらいしかやらないまま、次の新しい問題集をやるという負のスパイラルに陥っていることもあるでしょう。

 英単語集など、一冊あれば十分なのに、学年が代わるごとに、担当の先生が変わるごとに、「この英単語集がいい」といわれ、そのとおりにしているうちに、手元に英単語集が5冊もある、という状況になってしまう。

 しかも、自信を持って、「9割以上は、完全に覚えました」といえる単語集が一冊もないという状況に陥るわけです。

 これを性急に見直すことが成績を上げる第一歩です。


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