⑩科目間のバランスを上手にとることは至難の業

科目間のバランスを上手にとることは至難の業

 「生物の遺伝が分からないのですが」

という質問は、質問が大きすぎて、科目のそれぞれの先生に聞くべきではありません。

 けれど、実際にそう質問すれば、たいていの先生は次のように答えてくれるでしょう。

 「この参考書をやりなさい。この問題集をやりなさい」

 しかし、あなたは、生物だけやれば、いいのではありません。

 英語も、数学も、日本史も、古典もやらなければなりません。

 それなのに、そのまま、素直にその問題集を始めるとどういうことになるでしょうか。

 数学や、英語の勉強時間が取れなくなるのです。

 ここが、受験勉強の最も難しいところです。

 そのバランスを上手にとることは至難の業です。

 それぞれの科目の先生にそれぞれ勉強のやり方を聞くと、量が多くなりすぎて、消化不良を起こします。

 結局、成績は上がりません。努力すればするほど、成績が下がる場合もあるのです。

 その科目の先生は、あなたのために熱心に真剣にあなたのことを考えてアドバイスしてくれます。自分の担当している科目についてだけ。

 一方、あなたには、たとえ、第一志望の大学の入試科目だけに絞ったとしても、やることが山積みです。

 「素直で、熱心な先生」は、中学生を対象とした塾では、生徒からも父兄からも多大な支持を得ます。

 しかし、地域でトップの高校を受験したり、大学受験をしたりする場合では、質、量ともに、ハイレベルなため、「熱心に」「努力して」だけで点数がアップするわけではありません。

 もちろん、「わからないところを熱心に教えてくれる先生」も必要です。自分でも「がんばろう!」という気になるからです。

 ただ、難関校に合格するためには、難しい問題でも、簡単な問題でも、「論理的にわかりやすく解説してくれる授業」を行なうことのできる先生の授業を受けることが不可欠です。

 普通の先生に聞くと、理解するのに30分くらいかかることを、5分で、鮮やかにわかりやすく説明してくれるような先生の授業です。

 さらに、「戦略的に勉強法を考えてくれる学習コーチ」と「自分一人で勉強できる環境」があれば最強といえるでしょう。


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