①成績が上がる学習塾や予備校とは?

①成績が上がる学習塾や予備校とは?

 おそらく、多くの人が「合格実績が高い」、「難関校○○の特進コースがある」といったように「合格率が高そう……」と考えて、「通わせれば合格できるだろう」と期待し、塾や予備校へ通いはじめるのではないでしょうか。
 一般的に学校で教える勉強だけでは、難関校に合格する実力を身につけることは困難です。学校で得ることのできない受験勉強のノウハウを得る上で、学習塾へ通うメリットは大きいのは確かです。
ですが、「合格実績が高い」生徒数が多い学習塾でも、必ずしも自分に合っている塾とは限らないことを、まず頭の片隅に置いてください。

 「難関校○○の特進コースがある」ことから、その塾を選んでしまう人も少なくない。
しかし、実際は、難関校への進学をセールスポイントにしている塾では、入塾した全員が特進コースを受講できる保証もないのです。
 初めに入塾テストがあり、入った後も志望校の合格可能性を割り出す模擬テストが頻繁に行われる場合もあります。
 受験を目的とした学習塾では、こうしたテストは毎月、あるいは毎週のように行われていることも少なくありません。
 もちろん「自分の学力を把握し、他の生徒との学力を比較する」ためでもあります。

 しかし、実際は、塾のテストでの点数や偏差値を元に、塾は生徒を「君はAクラス、あなたはCクラス」といった要領で選別を行っているのです。

 必然的に偏差値の高い生徒が、上位の学力のクラスに振り分けられることとなり、塾が定める基準を満たした偏差値の高い生徒のグループだけが、「難関校○○の特進コース」を受講できるというしくみです。
 入塾してコースを受講できる学力が身についたというよりもむしろ、もともと成績が良かったから「難関校○○の特進コース」のクラスに入れただけに過ぎません。
 難関校進学は、その塾にとっての「看板」のひとつのようなもの。
 選別を経た生徒には、受験用の難問を大量に解かせ、合格のノウハウを徹底的に叩き込もうとします。
 その進捗スピードは総じて速く、テキストの問題の解き方を「考える」よりも「叩き込む」スタイルで進んでゆきます。

 晴れて特進コースを受講できても、塾による選別は続いてゆきます。
 そうした授業についていくことが出来ず、偏差値をキープできなければ、下位のコースに変更させられてしまうのです。

 近年、その弊害点が指摘される「詰込み型学習」の典型の一つといえるかもしれません。

 受験で合格する”ための勉強は「詰込み型学習」であり、物事の本質を理解し、考える力のつく勉強ではないもの――「こうすればこの問題は解くことが出来る」、「これはこうして考えれば答えが出せる」といったことをひたすら「覚える」のが「勉強」であると叩き込まれ過ぎた結果、「自分で考えることができない」人間になってしまう危険性もあるのです。


② 「詰込み型教育」の問題点とは? に進む

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